2023/07/24 12:48


実家の母が洋裁好きだったこともあり、ハンドメイド(手芸)は私にとって物心がついたころから身近なものでした。
しかし、母は趣味やボランティアで制作はするものの、完成品を”販売”したことは一度もありません。

そんな環境で育ったため、私にとって「ハンドメイド作家として活動する」ということは非常にハードルが高いものでした。
大げさではなく、自分とは別次元にある世界だという認識。

そんな私が「ハンドメイド作家」を名乗り、販売を始めに至った経緯を綴ります。
似たような境遇の方や、ハンドメイド作家に憧れているけど実際はどうなの?と思っている方はぜひ参考にしてみてください。

『ハンドメイド作家デビューの経緯』

冒頭にも書いた通り、母の手芸好きに影響され、私自身もいつの間にかハンドメイドが好きな人間に育ちました。
制作はもちろん、イベントや委託販売店に足を運び、気に入った作品をお迎えする楽しみも知っています。

しかし、素敵な作品をズラリと並べて販売する作家さんの姿に憧れることはあっても、自分が同じ立場になることは全く想像ができませんでした。
「まなちゃんも販売してみたら?」と聞かれることはあっても、そんなとんでもない!みたいな返答が当たり前だったのです。

個人事業と絡めて活動しよう!

そんな私がハンドメイド作品の販売をしようと思ったキッカケは「制作販売を1つの事業にできるのではないか」と気づいたこと。
もともとフリーランスのライターとして事業を行っており、経理や確定申告は行っていました。

ライターが本業ですが、お客様のニーズに合わせて画像や印刷物をデザイン・入稿することもあり「”異業種のかけもち”が増えるだけ」と気付いてからは早かったです。

資材購入は経費または仕入れで行う。
作品が売れたら売上を立てる。
発送にかかる費用は経費計上できる。

コロナ禍のおかげでオンライン販売の環境整備がかなり進んでいたのも敷居を下げてくれました。

なかなか対面イベントに出店できない身でも作家活動ができる礎を整えてくださった企業様や先輩方には頭が下がります。